自分でできる!ユンボのメンテナンス個所!どこを整備すれば故障しにくい?バックホーの故障対策!

こんにちは~!

ヒロヤマ建機整備山崎です!!

今は7月、気温が上がってきて暑くなり始めていますので熱中症に注意したいですね!

そこで早速ですが、機械(ユンボ、バックホー)も外気温が上がるとオーバーヒートなどの故障も増えてきます!

そこでこの記事では、普段から何処を整備・メンテナンスすればユンボが故障しにくくなるのかをご紹介していきます。

メンテナンスを怠ると機械が故障して高額修理になる可能性もありますので、そうなる前に予防しておきましょう!

最後に自分でできそうにない時や、メンテしてて故障個所が見つかった時の対処法もご紹介していきますので最後まで読んでみてくださいね!

目次

ユンボの故障対策!自分でできるメンテナンス個所一覧

早速、ユンボ(バックホー)のメンテナンス個所をご紹介していきましょう!

ユンボには大きく分けてエンジン関係と車体関係の2種類の部分に分けられます。

どちらも重要な部分になるので、それぞれがどのような役割をしてどんなメンテナンス個所があるかを説明していきますね!

また、メンテナンスを怠ってしまったり経年劣化で故障した場合、修理代はいくらかかるのか下記記事でご紹介していますので参考にしてみてくださいね!

ユンボの故障原因一覧!自分で直せる?建設・解体・農業で使用する機械が壊れた時の修理工賃相場をご紹介! | 小型建機の修理屋さん【ヒロヤマ建機整備】 (kenkishuri.site)

エンジン関係

ユンボエンジン整備

現在のユンボのほとんどが自動車と同じようにエンジンの動力で動いています。

主にディーゼルエンジンが採用されている為、軽油を使用して稼働しますが、ディーゼルエンジン特有の点検個所もあるので注意して点検したいところですね。

エンジン関係では、エンジンオイル・燃料系統・冷却系統・吸排気系統の4項目は最低でも点検していただきたいです。

この項目を点検整備しておけば故障をかなり減らすことができます!

車体関係

PC02ブームオイル漏れ

続いて車体関係です。

車体関係はエンジン以外の部分を示し、機械を動かすための油圧部品、走行するための走行部分、作業機などのフレーム部分に分けられます。

車体関係では機械を動かすための油圧関係のオイル漏れがほとんどです。

普段から点検してオイルのにじみや漏れ始めに早めに修理する事で、酷く故障する事を防止できるほか、消耗品の交換でオイル漏れしにくくすることもできます。

エンジン関係

エンジン関係のメンテナンス項目は大きく分けてエンジンオイル・燃料系統・冷却系統・吸排気系統の4つに分けられます。

この4項目は1日の稼働前と稼働後に点検する事で、日々の変化を把握して重大な故障を防ぐことができます。

可能か限り点検するようにしましょう。

エンジンオイル

ユンボエンジン整備

自動車と同様にエンジンオイルの点検は欠かせません。

ユンボのほとんどがディーゼルエンジンを搭載しており、エンジンオイルにはディーゼルエンジンオイルが使用してあります。

使用する前に必ずエンジンオイルの量は確認するようにしましょう。

レベルゲージ(検油棒)を一度抜いて、付着しているオイルを拭き取り、もう一度奥まで差し込んでオイルの付着している量を確認します。

レベルゲージのロアレベルとアッパーレベルの間にあれば正常です。

できるだけアッパーレベル付近になるように減少している場合は補充しましょう!

エンジンオイルは250時間毎若しくは最低でも1年に1回は交換しましょう。

同時にオイルエレメントの交換をおすすめいたします。

燃料系統

燃料系統はエンジン始動に重要な系統になるので毎回点検しましょう!

特に、燃料エレメントやウォーターセパレーターを点検します。

ウォーターセパレーターが付いている機械は、セパレーターの赤いリングが浮いていないか点検します。

浮いている場合は水が入っているので、セパレーターを外して掃除しましょう!

燃料エレメントは汚れている場合は交換しましょう!

汚れや水が入ってしまうとエンジンがかからなくなったり、突然エンジンが止まってしまいます。

また、燃料噴射ポンプや噴射ノズルと言った高額部品が故障する原因になるので必ずメンテナンスしましょう!

冷却系統

冷却系統は自動車同様にエンジンを冷やすための物です。

冷却水の量を点検しましょう。

少ない場合は補充し、数年に1回は冷却水の交換をしましょう!

また、ファンベルトの張りや摩耗具合を点検するようにしましょう。

緩んでいる場合は張り調整を!摩耗やひび割れしている場合は交換しましょう!

また、ラジエーターにホコリや枯草が付着している場合は取り除きましょう。

冷却系統のメンテナンスを怠った場合、オーバーヒートを起こし、最悪の場合はエンジンを分解しないといけない修理になることがあるので必ず点検しておきましょう!

吸排気系統

吸排気系統はエンジン内部にキレイな空気を吸い込んで燃焼させた後の排気をする部分になります。

一番重要なのがエアーエレメントです。

ユンボは砂埃の立つ場所で使用するのでエアーエレメントにたくさんの砂埃が付着していることが多いのでコンプレッサーの圧縮空気で吹き飛ばしましょう!

コンプレッサーが無い場合はエレメントをトントンはたいてできるだけホコリを落とすようにしましょう。

そのまま放置しているとエンジン出力の低下や、最悪の場合エンジン内部が破損してしまいます。

車体関係

車体関係はエンジン以外の部分を指します。

エンジン部分と同様に重要な点検個所がたくさんあります。

故障すると作業が止まるのはもちろん、高額修理になることが多いので日々点検して異常が無いか、ある場合は早めに対処する事で高額修理を防ぐことができます。

作動油

一番重要と言ってもいいのがこの作動油になります。

作動油は各部の油圧機器を動かすための血液のような役割をしています。

1000時間に一度は全交換とエレメントの交換をおすすめいたします。

少なくなっている場合は補充しましょう!

点検姿勢はメーカーによって違うので取説等確認しましょう。

作動油が汚れてほったらかしてると、主要な油圧機器が故障して高額修理になってしまいますので、定期的に点検・メンテナンスをしましょう!

走行減速機

走行減速機は走行モーターの回転を下げてトルクを増大させるギヤが組み込まれています。

このギヤを潤滑するためにギヤオイルが充填されています。

最低でも1年に1度は交換するようにしましょう!

ギヤオイルの汚れや不足、漏れなどで潤滑不良を起こすと内部のギヤが摩耗・破損してしまいます。

オイル漏れであれば5~10万円の修理ですが、ギヤが破損してしまうと数十万円の高額修理になってしまいます。

また、古い機械は部品が無い事もあるのでその場合は修理不可になり機械本体ごと買い替えになってしまいます。

半年~1年に一度は点検してオイルの交換をするようにしましょう。

各油圧シリンダー

スイングシール交換

油圧シリンダーはご存じの方も多いかと思います。

ロッドというメッキ部分がチューブの中へ伸縮する事によって各作業機を動かしています。

ロッドが出入りする部分にオイルが出てこないようにオイルシールが組まれています。

古くなるとシールが固くなりオイル漏れが発生する事があります。

また、ロッドに傷や錆が発生しているとオイル漏れが早いので、傷が無いかを普段から確認しておきましょう。

時々しか機械を動かさない方は、その時に各シリンダーを全て伸縮させることで内部の劣化した作動油を入れ替える事によって、シールの劣化を遅らせる事ができます。

傷や錆が発生している場合はメッキ再生やロッド交換になるので10万円前後の修理になることを覚悟しておきましょう。

クローラー部分

クローラー部分は走行するために重要な部分です。

普段から緩んでいないか点検しておきましょう。

緩んでいるとクローラーが外れてしまう可能性が上がります。

また、亀裂や傷がある場合は突然切れる可能性もあるので傷んでいる場合は早めに交換するようにしましょう。

作業機部分

作業機部分は使う前に必ずグリスアップをしておきましょう。

グリスアップを怠ると徐々に各ピンやブッシュが摩耗して作業機がガタガタになってしまいます。

最悪の場合、ひび割れや折損してしまうので高額修理になってしまいます。

日々のグリスアップをする事で摩耗を遅らせる事ができます。

自分でできない・故障個所が見つかったら?

オイル交換や消耗員の交換が自分で行う自信が無い・時間が無いって方や、点検していて故障個所が見つかった場合、どこに相談したらいいの?

ご自身でメンテナンスや故障個所が見つかった場合の相談先をご紹介していきましょう!

まずは、その機械を購入したお店などに相談してみましょう!

機械を販売しているところは修理整備も行っているところが多いです。

ネットオークションなどで中古機を購入された方など、近くに購入先のお店が無い方は各メーカーの修理工場や建設機械のレンタル店などに相談すると整備メンテナンスなど行ってくれるかもしれません!

広島県や山口県東側で修理やメンテナンスでお困りの方は下記ボタンから一度ヒロヤマ建機整備にご相談してみてください!

ご対応させていただくのはこの記事の筆者である私、山崎がご対応させていただき、ご要望に応じたメンテナンス点検や修理を行っています。

ユンボの整備依頼先

ヒロヤマ建機整備では基本的に出張修理を実施しています。

ユンボなど輸送のお金がかかってしまいます。

必要工具などを持って現地にて整備・修理をすれば出張費はかかりますが、運送費や運送の手間もかかりません。

トータルで安く修理・整備が可能になるでしょう。(場合によってお預かりさせていただくことがあります。)

修理や整備以外にも、ユンボや建設機械の事で聞いてみたい事、機械の調子が悪いので原因や概算での修理代など、どんなことでも構いませんのでお気軽にご相談くださいね!

お手持ちの機械を長く大切に使い続けられるように!

ではまた!!

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